植物学者 牧野富太郎博士の自叙伝を読了しました。
現在放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野富太郎博士の自叙伝です。
「らんまん」ファンとしては、読んでおかなくてはと図書館から借りて読みました。
幼いころより植物を観察することが大好きで、飽きることなく植物愛を貫いた方だということがよくわかりました。
概要について
生い立ちは、ほぼドラマと一緒。
文久2年生まれ、明治、大正、昭和を植物学者として生き抜いた。
幼少期は病気がちであった。
子供時代はお金に不自由なく暮らし、さまざまな学問所で学び、多くの書籍を読む。
ただし、小学校の制度ができたころには、一通りの学問を終えていたので自主中退。
近くの山で植物観察を続けながら自主的に植物学を探究。
上京し東京大学植物学教室に出入りを許される。
実家の財産を学問探求に使い果たし、金銭面で苦労するも、様々な人達の助けもあり乗り越える。
特に、博士が植物学で成功できたのは、奥様の献身的な支えがあったればこそ。
発見した笹に奥様の名をとりスエコザサと名付けた話は有名。
先日訪れた牧野記念庭園にひ孫さんがおられて感動しました。
東京大学を辞職された後も植物の研究を続けられ、生涯現役で使命を全うされる。享年94歳。
健康長寿の秘訣について
酒、タバコを一切飲まなかった。
低血圧。若い頃から植物研究の為、山野を駆け巡っていた。
空気の綺麗なところで過ごし、太陽の光をよく浴びていた。
胃腸が丈夫で何でも食した。
東京大学を辞職してからも植物学研究に邁進した。熱心すぎて夜中12時過ぎまで眠らなかった。
昼寝は夏でもしなかった。
地方に講師として招かれ人々との交流があった。
最後に
植物を好きになるには、名前を覚えると良いそうです。お金がかからない趣味としてオススメだそうです。
『植物は人類が居なくても困らないけど、人類は植物なしでは生きていけない』人は植物を大切にすべしということが書かれてありました。
色々とためになることが書かれている本でした。
仕事以外にもやりたいこと見つけておかないと駄目ですね。お酒はホドホドにします。