(一部ネタバレあり)
テレビでドラマ化されていて、内容は大体知っているのですが、図書館の貸し出しの多かった本コーナーで見つけて借りて読んでみることにしました。
阿佐ヶ谷姉妹は、本当の姉妹ではなく、姉妹のような他人の2人のお笑い芸人さんです。
徒歩子は、しばらく本当の姉妹なんだろうって勘違いしてました。
トルコ行進曲を2人で歌うコントが1番好きです。
着ているピンクの衣装は阿佐ヶ谷姉妹のトレードマークになっています。
「ダバダバダっ」て歌ってるやつです。
「阿佐ヶ谷姉妹のほほん2人暮らし」を読んで
阿佐ヶ谷のアパートに慎ましく暮らす物語です。徒歩子も姉妹で暮らしていたときのことを思い出します。
(正確には父母含め家族ですが。)
住まいについて
我が家では、気づいたら居間の炬燵で全員寝てることがよくありました。
炬燵ってソファーより中毒性あります( ´艸`)
エリコ姉さんとミホさんがアパート内でどういう風に寝ていたか、想像しながら読んでみてください。
かなりホッコリした気分になります。
徒歩子も東京の団地に2年程暮らしたことを思い出します。
風呂とトイレがわかれていたものの、風呂場に入らないとトイレのドアにたどりつけない妙な作りでカビがはえやすく掃除には苦労しました。
風呂はカチカチ回して着火するタイプで火をつけるのにコツがあり、失敗するとつきません。
引っ越してきたばかりのお宅は、夕方になるとどこか火をつけるときの音でわかるぐらいです。
東京で安い家賃で暮らせて、築40年の建物でしたので。
現在は、耐震強度の関係で建て替えられてしまったそうです。
隣近所との付き合いはあり、長屋みたいな住まいでした。
結構楽しかったです。
どうしても耐えられなかったことが、ゴキブリとネズミと泥棒でした。
衛生面とセキュリティ面が耐えられず引っ越ししたことを思い出します。
阿佐ヶ谷姉妹が住むアパートも長屋感満載です。
町全部長屋ではないかと思えるぐらい、阿佐ヶ谷愛が素晴らしいです。
姉エリコさんと妹ミホさんの掛け合いのような短編集で本当に楽しく羨ましく読ませていただきました。
エリコ過多現象について
妹のミホさんが作った造語に「エリコ過多」があります。
日中阿佐ヶ谷姉妹としてお仕事をし、家に帰っても姉エリコさんの顔ばかりみて1人になりたいミホさんが作った造語です。
徒歩子も似たような現象に遭遇したことがあります。
10年程前の職場の話ですが、当時3カ月間繁忙期があり月曜日~土曜日まで毎日出勤する今となっては信じられない労働環境で働いていた時期がありました。
徒歩子にとっては仕事はやりがいもあり楽しいものだったのですが、ひとつだけ辛いなーと思っていたことがあります。
職場の同じチームの人と過ごす時間が長ーくなってしまうことです。
仮に名前を吉田さん、山田さんとしましょう。
朝から夕方まで7時間、また翌朝12時間後には再会するという現象がおきます。
しかも休日は週に1日しかないので、ほぼ吉田さん、山田さんの顔しか見てないわよ状態になります。
徒歩子の場合は、幸い吉田さん、山田さんがいい人でしたので発狂せずにいられましたが、仕事帰りに、「では、また12時間後に(*^-^*)」と挨拶するのが日課になってました。
夫君よりも吉田さん、山田さんと過ごす時間が長くなってくると家族以上の存在です。
誰と結婚したんだか、わからなくなるほどです。
吉田さんと山田さん、徒歩子の顔見るの毎日つらかっただろうな~。
現在は、完全週休2日制ですのでご安心を。
まとめ:
阿佐ヶ谷姉妹は現在同じアパートで2人暮らしから、2人暮らしから同じアパート隣暮らし(ソロ暮らし)をされているそうです。
質素倹約でも幸福感あふれる物語で肩の力がぬける良書だと思います。
毎日時間に追われて何だかつらいと感じるとき読みたい本です。
庶民派芸人さんとしてこれからも応援したいと思います。