図書館で「貸し出しが多かった本」の棚でみつけた本の感想です。
「家族じまい 著者:桜木紫乃」 を読んで
タイトルが気になり本を手にとりました。
徒歩子が子供の頃に、年頃になったら就職、結婚、子育て、歳をとったら孫に囲まれて平和に暮らす。。のが幸せなんだよ~って周りの大人(学校の先生や近所の人)がよく言っておりました。
実際中年になって徒歩子の周りには、結婚しなかった人やご縁に巡りあえなかった人が多いのです。
また、結婚したけれど様々な事情で子なし夫婦も知り合いに多数存在する。
離婚、再婚なんて当たり前の時代。
歳をとって孫やひ孫に看取られる人は天文学的に少なくなりそうです。
「家族じまい」はどこの家庭にもリアルに起きそうな出来事がフィクションでありながら描かれています。
一言でこの作品のことを表現するなら、「他人事ではない」って感じです。
2組目の歳の差婚夫婦のお話は、衝撃的でしたが現実にありそうです。
80代の姉妹の話は、腑に落ちるというか、そうするしかないよねと思います。
お話にでてくる80代の姉妹は、同じ80代でもこんなにも違うのか!っていうぐらい健康状態が違います。
病気の妹と健康な姉どちらが幸せか?は誰にも決められないじゃないかと思います。
気になる方はぜひお時間あるときに読んでみてください。
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